当院は、開設当初から脊髄疾患患者さんの治癒と早期の社会復帰を図ることを大きな目的とし、炭鉱災害等の脊髄損傷、頚椎損傷、外傷性骨折等の整形外科を主とした外科系病院として運営してきました。
これらの特色・専門性の充実・強化を図るため平成10年5月に「勤労者腰痛・脊損センター」を開設し、整形外科を中心に泌尿器科、脳神経外科、リハビリテーション科、形成外科等の関連科との連携のもと高度専門医療の実践を図っています。
また、平成26年12月には関節疾患に対応するために「関節外科センター」及び「リウマチ・膠原病センター」を開設しております。
さらに災害医療の充実を図るために、平成10年11月に病院敷地内にヘリポートを設置し、道内各地から患者さんが搬送され、道内における脊椎・脊髄損傷の患者さんの専門医療センターの役割を果たしています。
労災疾病研究分室は労災疾病が単に業務上の疾病のみを指すのでなく、業務上か否かに関わりなく、医学研究・開発・普及事業に力を入れ、勤労者医療の質の向上を目指すため、当院では4分野の研究テーマを設置しており、せき髄損傷研究室、職業性腰痛疾患研究室、振動障害研究室及び職場復帰のリハビリテーション研究室からなっております。